コンポストの切り返し移動
コンポスト枠1番の中身がいっぱいになってきたら、切り返しの時期です。
上からフォークでとって隣の2番の柵に入れていきます。上の物が下になるので、上下逆になります。空気もたくさん入ります。この時に、内容物が乾いていたらじょうろで水をかけながら切り返し移動します。内容物がべったりして圧縮されない程度に、しっとり湿る程度にかけます。土の上に直接おいているので水がたまることはないので多少かけすぎたと思っても大丈夫です。
第1回目の切り返しは、まだ2番の枠がからっぽなので、すぐ移動できますが、継続してやっていると、1番の移動は最後になります。
普段の手順はこうです。
1.3番の枠からコンポストを収穫
3番の蓋をとってみます。
黒っぽい茶色、良い色をしています。小枝や硬い葉など見られますが、生ごみの姿は全く見えません。
長らく置いておいたらこれらの小枝なども分解されていくのでしょうが、もう置き場所がありませんので、収穫します。その時にふるいにかけます。ふるいにかかった小枝などはよけておいて、あとでコンポスト1に入れます。それを繰り返すうちに、分解されにくいものもいつかは分解されます。あまりにも大きな枝などは、なかなか分解されませんので、とりあえず足元の地面によけておきます。
左が未分解の物、右が出来上がったコンポスト(堆肥)。
親の仇のように嫌われる場合も多いコガネムシの幼虫も、コンポスト柵の中では大切な分解者です。1番コンポストか2番コンポストに戻します。
2.2番の内容物を3番に切り返し移動。
1番と2番の柵は、前面を取り外せるようにしてあります。
ひもで止めていた前面パネルを取り外しました。いい感じに分解が進んでいます。
大きなスコップですくいながら3番に移動させていきます。2番は分解が進んでいて、フォークではとりにくいです。逆に1番の内容物はまだ草とか姿がそのままだったりするので、スコップではすくいにくく、フォークが取りやすいです。
3.1番を2番に移動
今度はフォークで1番の中身を上から順番に2番に移動させていきます。
この時も、端っこのほうが乾燥していることがあるので、適宜じょうろで水をかけながら移動させます。湿っている場合は水は足しません。乾いたところにのみかけます。
1番がからになったら、先ほど3番からよけておいた大きめの枝などを集めて下にいれておきます。剪定枝などあれば、ある程度小さく切っていれておきます。こうすると、地面との間の通気性が保たれます。
そして、そこへまたgreenごみとbrownごみが層になるように入れていきます。
以上で切り返しは終わりです。
収穫したコンポストは庭の土とまぜてプランター栽培用の培養土にしたり、地植えの場所の地面に敷いてマルチングにしたりします。
いくらあっても足りない貴重なコンポストです!
英語で、コンポストのことをblack goldと呼んだりします。まさにそう。すべてお金のかからない材料でできたものですが、出来上がったblack goldは値段がつけられないほど貴重です!