うちのコンポスト

コンポストでごみ削減&お金をかけない無農薬無化学肥料ガーデニング

最初に試したのはキエーロ

うちのコンポスト、出発点は、ただ土の上に剪定枝や雑草を積み上げていくというものでした。しかし、ただ積み上げていくだけではなかなか分解されません。また、庭のごみだけでなく、台所からでるごみも堆肥化したかったので、コンポストについてインターネットで調べ始めました。

 

次に試したのはキエーロというコンポストでした。葉山在住の松本さんという方が発案されたもので、日向に置いた大きな木の箱に黒土を入れ、太陽の光が透過するポリカーボネートの蓋で通気性を保ちながら雨を防ぐもの。そのたっぷりの黒土に生ごみを入れていきます。生ごみ処理機キエーロの名の通り、黒土の中にいる微生物が生ごみをきれいさっぱり分解してくれるのです。だから土の体積は全く増えません。生ごみを処理するためには、夢のような理想的なシステムだと思いました。

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ただ、我が家では合わない点がありました。

一つ目は、我が家の庭では日向が少ないこと。土のあるスペースはほぼ半日陰です。日陰でもキエーロはある程度は機能するとは思いますが、理想的なのは日向で、温かい場所。なかなかうちにはありません。少しでも日当りがよい場所には、野菜や草花を植えたい。

2つ目は、私は生ごみだけではなく、剪定枝や雑草などもたくさん処理したかったこと。とてもキエーロの中には入り切りません。

3つ目は、園芸に使う堆肥が欲しかったこと。キエーロだと、黒土は肥えていくけれど、これを栽培に使ってしまうとまた黒土を買い足さないといけません。

 

というわけで、キエーロは我が家向きではないことがわかりました。

ここで声を大にして言いますが、キエーロが良くないというわけでは全くありません!生ごみをごみに出さず、処理するキエーロ、本当に素晴らしいと思います。庭だけだなく、ベランダにも設置できるキエーロは都市生活者には理想的な生ごみ処理機だと思います。黒土をもしプランター栽培に使ったとしても、栽培終了後の土を代わりに戻せば、黒土を頻繁に買い足す必要もないのではと思います。なにより私がコンポストに親しむきっかけを与えてくれたキエーロには感謝しかありません。